私たちは、矢田学区にお住いの高齢の方や障害のある方などを対象に、ヘルパーや介護保険など公的制度ではお手伝いできないような日常の「ちょっとした困りごと」をサポートするボランティア団体です。人よんで「矢田レンジャー」と申します。
日常生活の「ちょっとした困りごと」とは、歳をとると、ふだんの暮らしで自分一人では解決できないちょっとした困りごとが増えてきますよね。電球の取り替え、ごみ出し、資源回収の準備や運搬、買い物、草取り、簡単な庭木の剪定、布団クリーニングの受渡しや受取り、家具の移動や簡単な修理、火災報知機の取り替えなど、いろいろです。
これまでの活動
平成29年1月にスタートしてから、令和2年9月までに426件の相談に対応してきました。
* 令和2年度上半期は、105件の相談に対応してきました。(月平均17.5件)
4月:6件、5月:11件、6月:21件、7月:18件、8月:25件、9月:23件
*リピーターが84%。地域別にみると矢田41%、大幸35%、前浪18%等です。
*相談のきっかけは、ほとんどが口コミです。部分的ではありますが地域に定着してきたと思います。
*依頼者の年齢は、92歳から47歳まで。80歳台が35%と最も多く、次いで70歳台24%、90歳台18%と続きます。平均は76歳。男女の割合は、女性94%、男性6%です。
*取り組みの内容は、ごみ出しが77件、資源・粗大ごみの運搬が13件、電球・蛍光管の取り替えが3件、買い物補助が2件、剪定・草取り・ドア外し・インターホンの取り付け・ドアの取り付け・扇風機の取り付け・電気製品の移動・簾の取り付け等が1件です。
*対応したレンジャーは15人。登録者の44%で、男女の割合は、男性73%、女性27%です。
活動をともに行う仲間たち
矢田学区福祉推進協議会は、民生児童委員、主任児童委員、ボランティアのみなさんなどで構成され、ふれ愛給食会(年間5回開催)、敬老のつどいや三世代交流会などを行っていますが、矢田レンジャーは推進協活動の一環(地域支えあい事業)として、学区全体を対象に手上げ方式で参加者を募り進めています。現在、矢田レンジャーのボランティア登録者は130名。出動部隊は44名、うちコーディネーターが5名です。3年の節目にあたり、出動部隊のみなさんに改めて継続の可否を確認し、34名が登録されました。【現在の矢田レンジャー登録者は34名】
毎月最終の金曜日の午前中、サロン「ぼちぼち亭」をオープンし、お茶を飲みおしゃべりをしています。レンジャーの情報共有の場でもありますがどなたでも出入りは自由。そこから新たなつながりも始まります。
私たちの思い
お手伝いのなかで、コミュニケーションが生まれます。笑顔から新たなふれあいが出てきます。
「レンジャーの現場が、新たな縁をつくりだす」「一人で背負わず、みんなで見守る」それがこの取り組みの肝です。
援助する側が、「助かったわ、ありがとう」の一言で、最も援助されている。これぞレンジャー冥利です。そのためには援助する側が『自分の頭の高さ』に絶えず気を配る必要があると思います。
私たちからのアピール
やだナビをご覧いただいたみなさん。私たちと共に動いてみませんか。スクラムを組んでみませんか。私たちの取り組みはささやかなものですが、確実にこころに刻まれていくものがあります。
すべては人と人とのつながりのために。