特殊詐欺被害多発!注意してください

3月22日、東区の70代の無職女性が医療費還付の名目で約80万円をだまし取られる事件が発生しました。東警察署によりますと、同日の午前8時半ごろ、女性宅に区役所職員を名乗る男から、医療費の還付を受けられると電話があり、女性が指示通りに金融機関に行くと、別の男から携帯電話に連絡が入り、ATMで約80万円を振り込まされたということです。

3月定例会でもお伝えしましたように、特殊詐欺被害に遭わないコツは「渡すな危険!キャッシュカード」です。被害者へのアンケート調査によると、被害の多くは孫をかたるオレオレ詐欺、警察や役所をかたりキャッシュカードをだまし取る等の詐欺だそうです。性別では女性が7割以上で、年代は70代以上が8割を占めています。また、8割以上の方が、被害に遭うまで「自分は被害に遭わない」「考えたこともない」と回答しています。

だまし手口は日々変遷し巧妙になっていきます。最新の情報を知って、対策を考えておくことが大切です。改めて特殊詐欺被害から身を守るポイントを挙げます。

  1. 金融機関・警察・役所などが電話でキャッシュカードの暗証番号を聞くことは絶対にありません。暗証番号は教えない。キャッシュカードは渡さない。
  2. オレオレ詐欺の犯人は「携帯電話が壊れた」「今は使えなくなっている」などと言い、元々の番号に連絡させないようにしてきます。必ず、元々登録してある番号に確認をしてください。
  3. 架空料金請求のメールや封書は無視して、警察相談ダイヤル(#9110)に相談してください。
  4. 固定電話は在宅時でも留守番電話にして犯人と会話しないようにしてください。電話でお金を要求されたら、必ず家族や警察などに相談してください。特に、被害防止対策用電話機の活用は効果が高いので、最もおすすめの対策です。