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矢田学区防災安心まちづくりニュース 令和3年7月


今年は地域ごとに防災訓練を行います

 

今和3年度は、矢田学区のA~E②の6グループがそれぞれ前年度作成した資料を基に、課題の解決策を立案し防災訓練を行います。A~E②は矢田学区を地域ごとにグループに分け、災害対策委員で構成したものです。災害対策委員は区政協力委員が兼務していて、名古屋市の非常勤特別職(地方公務員)になります。地域のみんなでつくる住民自治組織をまとめる町内会長でもあります。

 

各グループの防災課題への対応は、次の通りです。(太字の町内会長がリーダーです)

★Aグループ(矢田1北・矢田2西・矢田2東・矢田3山田東荘・矢田3西・矢田3東

戸建てや高層住宅それぞれに適した安全場所の選定・安否確認を組み込んだ避難経路の策定

 

★Bグループ(矢田1南・矢田2南・矢田4北・矢田4西・矢田4南・矢田5)

浸水深を踏まえた安全な避難経路の策定・道路上からの危険物除去

 

★Cグループ(矢田4中・矢田4東・矢田5矢田東矢田南4~5・大幸1・大幸2南・大幸2北)

各町内それぞれに適した避難場所や避難経路の策定

 

★Dグループ(大幸3西・大幸3東・大幸4西・大幸4中・大幸4東)

3D(どのようなときにどこへ避難するかの資料作成・避難が必要な人を把握するシステム・避難ルートの策定)+k(講習会の実施)作戦

 

★E①グループ(矢田南3・矢田南2・矢田南1)

帰宅困難者への対応・地域に適した指定避難所や避難経路の選定

 

★E②グループ(前浪西・シティコーポ前浪・前浪東・大幸南2

安否確認訓練・自宅避難者への情報連絡体制検討・補助が必要な方への支援検討

 

各グループで更に検討をすすめ、7月10日までに訓練計画案を立て、12月までに訓練を行う段取りです。なお、上記のなかの「道路上からの危険物除去」については、古タイヤや植木鉢等が道路が冠水すると浮遊物となり、避難には障害物となり、夜間は危険物となり、沈殿すると災害ごみとなることから、学区全体の共通課題として取り扱いたいと思います。

グループリーダーの会で原案を立て、地域のみなさんのご意見もいただき、防災関係の公署とも協議しながら、地域でできる課題解決と公署が行う課題解決を明確にしていきたいと思います。

また、帰宅困難者の問題は、行政が主導して対応していくべき課題と捉え働きかけていきます。

2つの川に挟まれた低地に位置する守山区西部の瀬古・二城・鳥羽見・西城・白沢の5学区の有志が、大雨などの水害時に住民を地域外へ避難させる広域避難計画を策定したと聞きました。豪雨災害時の「逃げ遅れゼロ」を目指し、今後、訓練による検証を進めていきたいと話されています。

現実の問題として広域避難は避けられません。矢田学区でも、六郷北学区(六郷北小学校等)と明倫学区(旭丘高校)とは災害時に矢田学区の住民が避難することを想定した協議が進んでいます。

一目で分かる 避難所開設状況

名古屋市は、災害発生時に、避難所の開設状況や混雑の度合いが一目で確認できるウェブサイト「災害時!最寄りの避難所開設情報」の運用を始めました。素早い避難を促すとともに、特定の避難所に住民が集中しないようにするのがねらいだ

そうです。スマートフォンやパソコンを使い、市のウェブサイトなどからアクセスできます。地図上に避難所の位置が示され、大雨などの災害時には「未開設・開設中・満員」といった状況がリアルタイムで表示され、満員になると文字が赤くなります。平時にも利用でき指定緊急避難場所の位置などが確認できます。市地域防災室は「最寄りの避難所を把握しておいてほしい」と市民に閲覧を呼びかけています。

避難所運営訓練 矢田中で実施

 

6月20日(日)午前10時~11時30分、矢田中学校において避難所運営検証訓練を行いました。参加者は、矢田中と矢田小の避難所運営スタッフや大幸3丁目、4丁目、前浪地区の町内会長のみなさん。防災倉庫、福祉避難スペース等の各施設の位置を確認し、避難所の導線や配置、受付場所等について協議しました。避難所開設の方法についても話題になりました。

防災倉庫の整理を、7月3日 (土)午前10時~12時、矢田中学校で行う予定です。