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洪水・内水氾濫のハザードマップが変更されます


「長崎は、今日も雨だった~♪」とか「雨、雨ふれふれ、もっとふれ~♪」とか雨を歌詞にした歌はたくさんありますが、最近の雨の降り方は「時間雨量が・・」「線状降水帯が発生し・・」「災害級の・・」など、とても歌詞にできるような情緒はありません。そんななか、水防法(平成27年度)が改正されました。洪水及び内水氾濫に加え、高潮にかかる浸水想定区域制度を設け、想定しうる最大規模の降雨や高潮を前提にしたハザードマップを作成します。想定しうる最大規模とは、1000年に一度くらいの最大規模降雨のこと。ただし、東区については高潮の想定はありません。

 

1.指定緊急避難場所の指定を見直します。

原則として浸水想定が高く(深く)なるため、施設の避難階を2階以上に変更するとか、指定を取り消す等の手続きが必要となります。

矢田川決壊を想定して、矢田学区の指定緊急避難場所については次のようになります。

⑴ 変更なしの指定緊急避難場所

*矢田小(浸水想定3.5㍍ 2階以上〇)

*矢田中(浸水想定2.1㍍ 2階以上〇)

*至学館高校(浸水想定1.7㍍ 2階以上体育館〇)

*名城大学ナゴヤドーム前キャンパス(浸水想定3.0㍍ 3階以上体育館〇)

 

⑵変更される指定緊急避難場所

*愛教大附属名古屋中学校(浸水想定2.5㍍)

 現在:1階の体育館と体育館棟2階の武道場➡変更後:体育館✕、武道場〇

 体育館に代わり特別教室棟2階、3階の被服室、音楽室及び廊下を指定

*東スポーツセンター(浸水想定3.1㍍)

 現在:1階・2階の第1競技場、第2競技場、軽運動室等➡1階は指定を取り消し、2階の第1競技場を指定

*市営山田東荘集会所(浸水想定1.7㍍)

 現在:1階集会所。1階以外に部屋がないため、指定は取り消す。ただし、指定避難所は継続する。

現行の収容人数は11,799人だが、変更後の収容人数は10,681人。1,118人減。

 

2.指定の見直しにおける検討事項は次のようです。

*近隣施設において新規に指定可能な場所があれば紹介してほしい。

*在宅避難について啓発を推奨(2階以上にお住いの方は指定緊急避難場所ではなく、ご自宅の2階以上にとどまっていただくようお願いしたい。場所によっては3階以上のこともある)

 

3.家屋倒壊等氾濫想定区域が設定されました。

*家屋の倒壊・流出をもたらすような堤防決壊に伴う激しい氾濫流が想定される区域が設定されました。この区域に住んでる方は、避難情報が発令された場合、この区域外への避難が必要になりますので、速やかに安全な場所に住んでいる知人宅または指定緊急避難場所へ避難してください。矢田学区は大幸3・4丁目の一部、市営山田東荘の一部が該当します。

 

4.今後のスケジュールは次のようです。

*令和4年3月上旬:広報なごや3月号で改正を周知(改正ハザードマップ速報版)

*令和5年1月:新しいハザードマップを全戸配布