· 

矢田学区エリア限定交通サービス『mobi』の学区要望進捗状況報告


 昨年度末、地域住民からの要望を受け、買い物や病院、最寄りの駅やバス停までの移動手段の確保について矢田学区連絡協議会としての意見をとりまとめ、東区役所へ要望。現在、地域のより安心安全で生活しやすいまちづくりの実現のためエリア限定交通サービスの試験的導入について行政と交通事業者と検討を重ね進めています。 

 

<進捗状況> 

 令和4 年3 月10日矢田学区連絡協議会にて、医療・ 介護・ 教育・ 買い物の場所への安全な移動や運転免許返納者への代替移動手段等の地域課題解決について要望を受け、翌3 月11日に連協会長と共に東区長へ要望書を提出。

 令和4 年3 月(令和3 年度)末内に関係各所へ地域要望の説明を行い、矢田学区要望の実現に向けての検討会開催を要請。

 令和4 年4 月6 日に第1 回目の検討会を行い、国土交通省中部運輸局、中部運輸局愛知運輸支局、愛知県経済産業局、 名古屋市住宅都市局交通企画課、東区役所地域力推進室、交通事業者の総勢12 名で協議。 

 

<検討内容> 

 矢田学区住民の生活圏内の安全で住みやすい環境づくりを目指し、高齢化が進む中での移動手段として地域エリア内乗り合いタクシーサービスの試験的導入に向けて地域と行政と交通事業者と一体となっての協力体制構築を依頼。

 昨年末から、 千種駅~鶴舞駅周辺エリアにおいて一年間の期間限定で行われているエリア内乗り合いタクシーサービス『mobi』を矢田学区で試験的に導入し、地域住民の生活圏における移動課題解決やこの地域に求められる移動サービスを地域住民と共に作り上げたいと思います。

 

<今後の見通し> 

 地域内移動サービスの申請については中部運輸局へ交通事業者を通じて行わなければならないが、名古屋市での申請が初めてであることから行政手続きを整えるための協議を現在進めています。申請してから許可が出るまで最短でも約2 ケ月を要するため、7 月後半~ 8 月を目標に関係各所にて鋭意準備中。 

 

※ 『mobi』 (モビ) は、半径2 kmの生活圏内の移動において、 これまで利用していた自転車やマイカーの「ちょいのり」に代わる、新たな「ちょいのり」サービスで、買い物、子供の送迎、運転免許を保有しない家族の送迎、高齢者の自由な外出など、幅広い用途に応じた利用が可能。1 回300円(利用回数の多い方向け、毎月の定額制プランあり)